こんにちは!シキです。
今回の記事では、集客初心者の方必見、「テクニックがなくてもWEB集客できる」秘密に迫ります。
経験もテクニックもないけど、これから集客をやろう、という方にはぜひ最後までお読みいただけたらと思います。
初心者が陥りやすいポイントも、あわせて確認していきます。
集客がうまくいっていない方も、一読の価値ありです!
それではさっそくいきましょう。
とあるイベントの集客を任された場面。
あなたなら、最初に何をしますか?
参加者が惹きつけられそうな要素を探すでしょうか。
何をするためのイベント?開催時間?有料、無料?登壇者は有名人?
何をどんな風に目立たせる?・・
過去のイベントを参考に、集客プランをいくつも考えないと…
この発想で進めると、集客に失敗する未来が見えます。
何がダメでしょうか。
確認の順番?登壇者とかじゃない?
全部です。
どういうことか解説していきます。
メリットだけで人は動かない
最も訴えやすそうで、集客初心者は特にやってしまいがちな、メリットだけで人を動かそうとする集客。
これが実際のところ、思いのほか、うまくいきません…!
メリットや合理的に思える理屈だけを並べた集客は、プロのマーケターに言わせると実は理想的とは言えず、全体の1割くらいしか反応しないのが現実。
うまい話には一定の警戒心も働くし、今の時代、わざわざ知らない人から聞かなくても”良い話”はそこら中に転がっています。
友人や付き合いの深い相手からの話ならまだしも、よく知らない人から、メリットや理屈だけで押されて「へえ!」となるか?
ならないですよね。
私も以前、あるアパレルショップの受注会の誘いを知人から受けて、買うつもりも関心もなかったけれど、結果行きました。
(お店の方の「買わなくてもいいから」も真に受けて)
一方、あまり話したことのない店員の方からお誘いを受けた販売会は、特典を並べられても行かず終いでした。
話の内容が実際に良質な話だとしても、質の良し悪しは問題の本質ではないので、メリットのみで相手の心を動かすことは難しいでしょう。
信頼が人を動かす
メリットや理屈だけで動かないなら、一体なんなのでしょうか?
結論から言うと、相手との信頼関係と、あなたが普段からその相手に徹底的に尽くしていて「お礼に何か返したい」と思われていれば、人は動きます。
<返報性の原理とは?人が”お返し”したくなるたった1つのコツ>の記事を読まれた方はピンときたでしょうか。
「返報性の原理」ですね。
返報性の原理は、受けた好意に対してお返ししたいと感じる心理のこと。
ということは、
その前に相手に喜ばれる何かを提供していなければならない。
それも、「お返ししなきゃ申し訳ない…!」と思ってもらえるほどの圧倒的なギブを、感謝されることを、見返りを求めずギブしまくる。
この、無償のギブに徹し抜いたら、人は「お返ししなきゃ」という心理が必ず働くので、集客初心者もテクニックも関係なく、人を動かすことができるようになります。
これが集客が成り立つ構造です。
「あなたが言うことなら」という信頼を得て、「お返ししたい」と相手に思わせる心理を突くには、「普段これだけの事をしてもらってるし、あなたの役に立てるなら、是非一度話を聞かせてください!」と言われるくらい、日頃から相手に喜ばれる価値を、一切の見返りを求めず提供していくということです。
信頼なんて関係なさそうに見えるものも、細かく分解していくと、商品やそれを扱う人、そこに至るまでのサービス・情報提供に対して、信頼を寄せているということが見えてくるでしょう。
実際に人を動かした事例を解説
コンサートなどの大規模な集客(数千〜数万人)
大人気アーティストのコンサートチケットがなぜすぐ完売するか、どこに「お返ししたい」心理があるか、お気づきでしょうか?
ただ単に「人気があるから」ではない理由、もう説明出来ちゃいますよね。
アーティストは、自分達の作った音楽を通して、癒しや感動、楽しさ、日々の活力になるエネルギーを、日常的に多くの人達へギブし続けています。
そこに返報性の原理が働き、いざライブになると、あっという間に満席になる。
日頃、アーティストが提供してくれる価値やエネルギーを享受する「お返し」をしたい、という心理が働くわけですね!
ポジティブなエネルギーを与えてくれる人達には、無意識でも信頼が集まります。
新製品イベントなどの店頭集客(〜500人未満)
では、新商品の化粧品イベントに長蛇の列ができるのはなぜでしょうね。
使ったことのない商品なので、誰もメリットは受けていません。
けれど、
- 発売前から商品情報の発信でギブ!
- 発売イベント来場者限定キャンペーンでギブギブ!
- ブランドイメージに著名人を起用してギブギブギブ!
と、商品やサービス自体は未体験でも、喜ばれるギブはできるのです。
だからこそ、コスメデコルテが大谷選手を広告に起用するのであって。
ファンを取り込む狙いは当然として、世界が注目する大谷選手を起用すれば圧倒的な注目を集め、たくさんの人に喜ばれるという理由も大きいでしょう。
更に言えば、普段は化粧品のメインターゲットでない男性も関心を向けやすくなるという、過去には見られない効果もありました。
これは集客成功のみならず、実は肌ケアをしたかった男性のハードルを下げることにも大きく貢献し、これまで以上の客層へギブを広げたという点も挙げられます。
(ちなみに大谷選手効果で、ECだけでも売り上げ数は通常の20倍、男性購入者も通常時の7.5倍だそうです。凄まじい。)
小さな労力でたくさんの人にギブを届ける
小さな労力でたくさんの人に喜んでもらう。
これって最高ですよね…
これを可能にするのがWEBの力です。
冒頭の「とあるイベントの集客」の例で言えば、集客プランや引きを考える前に、ターゲットとなる人達に何を、どんな方法でギブできるか、それを考えるのがまず最初にやることだと分かりましたよね!
となると、考えるべきは、
なるべく多くの、いろいろな人に価値を提供する方法。
直接会うには限界がありますが、現代はWEBを活用して、小さな労力でたくさんの人に届けることが可能です!
役立つコラムを配信するも良し、Youtube配信、忙しい人のためにショート動画もアリ、情報でもサービスでも良いのです。
肝心なことは
・人に喜ばれる価値をどうしたら常に与えられるか?
・自分が日常的に多くの人にギブする事ができる仕組みを作る
ここに勝機があります。
そして、何をどれだけギブしようと見返りは期待しないのが鉄則です。どこまでも「喜んでもらいたい」「役に立ってよかった!」以上、終了!のマインドに徹しましょう。
そうすると、最終的に返ってきます。
その循環が続く事で、長く仕事が繋がり、結果的に稼げることにも繋がるのです。
・普段から多くの人に常にギブをする
・なるべく多くの、いろんな人にギブできる仕組みを考える
まとめ
人を集めるということは、信頼を得ることが始まりであり、ビジネスの根本であることを再確認してきました。
ビジネスはお金を稼ぐ手段ですが、こうして見てくると本質的には、ビジネスは価値を与える手段であり、信頼を稼ぐ手段と言えるのではないでしょうか。
いかにして多くの方からの信頼を得るか。
信頼さえ集まれば、今の時代、お金は後からついてきます。
人からお金をいただけるのは、価値を感じてもらえるからですよね。
人から好意で受け取ったギブを「お返ししたい」と思う心理は、原理原則なので必ず働きます。
見返りを求めず、相手を圧倒するほどのギブ&ギブを続けることが、集客に必ず生きてくることを確信して、日々のギブ活に励みましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!