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【GDTの法則とは】初心者でも人を動かす文章が書けるワザ

こんにちは!シキです。

これまでに何か宣伝をしたり、人を集めることだったり、自分で呼びかけるような場面で「相手の心に刺さる」ように届けたいけど、なかなか難しくてもどかしい…!

こんな風に感じた事ありませんか?

どうしたら、人の心を動かすような文章になるのか?
情に訴えたらいいのかな・・

私も以前はこんな風に思っていました。

でも正解は、むやみに情に訴えるのではなく、初心者でも人を惹きつける文章を書けるようになる「GDTの法則」というマル秘テクニックがあったんです!

今回はこのテクニックをじっくり学んで、人の心を掴むライティング力を身につけていきましょう。

GDTの法則とは?

人間には3つの欲求があり、この欲求の強さをレベル分けしたものを「GDTの法則」と言います。

人の欲求をくすぐって行動に駆り立てるために、

「人が何に欲求を感じるか」

を理解している必要があります。
まずは3つの欲求から見てみましょう。

 ✔︎ G Goal :目標
 ✔︎ D Desire :欲望
 ✔︎ T Teaser :本性

Goal:目標は、人が最も追い求め、叶えたいと思うもの
Desire:欲望は、人が最も欲しがるもの
Teaser:本性は、人が元々持っている性(さが)として抗えない強い欲求

このGoal、Desire、Teaserの頭文字を取ってGDTの法則、なのですが、これだけだとピンときませんよね。

ひとつずつ見ていきましょう。

人間にある3つの欲求は強さが違う

欲求のレベルはこのような順番で強くなります。

弱 Goal(目標) Desire(欲望) Teaser(本性) 強

さらに以下のように細かく分かれます。

Goal(目標) Desire(欲望) Teaser(本性)
時間をかけたくない 富や名誉が欲しい・
強欲を満たしたい
希少性が気になる
努力をしたくない 愛が欲しい・
性欲を満たしたい
好奇心が気になる
お金を使いたくない 快適が欲しい・
悩みを解消したい
反社会性が気になる


さらに詳しく見ていきましょう!

Goal(目標):人が叶えたい「3つの目標」

結果は手に入れたいけれど、時間、努力、お金は極力かけたくない。
これが、人が最も追い求め、叶えたいと思っている人間の本音です。

よね?

⚫︎ Save Time(タイム) :時間をかけたくない
⚫︎ Save Effort(エフォート) :努力をしたくない
⚫︎ Save Money(マネー) :お金をかけたくない

どんな良いことも、時間も努力もお金もかからずに手に入るなら、それに越したことはないですよね。

ダイエットサプリなどはその欲を突いた典型で、そこを強調するキャッチコピーが目立ちます。

<例>
コレを飲むだけで、1ヶ月で痩せられる!ひと月たったの500円!
(時間、努力、お金をかけずに願望を叶えたいドンピシャを突いてる)

 

Desire(欲望):人が欲しがる「3つの欲望」

Desire(欲望)は、すごくざっくり言うと「人から認められたい」という側面が強いのが特徴で、SNSでたくさん”いいね”が欲しい、という承認欲求もこれに当てはまります。

私たちの日常の何気ない行動の裏にどんな欲求が隠れているのか敏感になることで、GDTをより効果的に使えるようになります。

そしてDesore(欲望)は、1番目のGoal(目標)より強い欲求です。

例えば、以下のLust(ラスト)の欲求は一言で言えばモテたいということですが、モテるようになるためにお金がかかることもあります 。
それでも「(お金をかけてでも)モテたい」という望みは、Goalよりも強い欲求だということをよく表していますね。

⚫︎ Greed(グリード) :富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい
⚫︎ Lust(ラスト) :愛が欲しい、性欲を満たしたい
⚫︎ Comfort(コンフォート) :快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい

以下の例で言えば、苦痛なく願望を叶えられる部分で狙いにいっているのが分かります。

<例>
ひと月たった500円!コレを飲むだけで、1ヶ月で痩せられる!
運動なし、食事制限なし!

 

Teaser(本性):人が抗えない「3つの本性」

Teaserは3つの欲のうちで最も強く、人間なら決して抗うことのできない本能的な欲求が、Teaser(本性)です。

Goal(目標)、Desire(欲望)より最も強い欲求で、人が持って生まれた性(さが)のようなものと言っていいでしょう。

⚫︎ Scarcity(スケアシティー) :希少性のあるものが気になる
⚫︎ Curiousty(キュリオシティー) :好奇心をかき立てられるものが気になる
⚫︎ Controvesy(コントロパーシー) :反社会性、論争を巻き起こすような発言が気になる

私が実際に体験したのは、前職の社の周年行事にちなんだモデルを台数限定で発売した時のこと。
”世界先行発売・記念シリアル入り”と謳って予約開始したそれは、文字通り飛ぶように売れてあっさり予定数終了。
通常販売になればほぼ同じ物が手に入るのに、です。
シリアルナンバーの刻印がちょっと違うだけの物が「マニアには響くねえ」くらいに当時は思いましたが、Scarcityの希少性を突いたことへの、当然の反応だったわけです。

以下のダイエットサプリでは、最後に好奇心を刺激するワードが加わったことが分かります。

<例>
ひと月たったの500円!コレを飲むだけで、1ヶ月で痩せられる!
運動なし、食事制限なし
あなたの体に「痩せ菌」を増やす

 

GDTの法則を最大限生かす使い方

GDTの法則は欲求を突いて相手を行動に駆り立てるものですが、同じく読み手に行動を促していくものに、QUESTフォーミュラがあります。

QUESTフォーミュラといえば、セールスライティングで欠かせない基本中の基本。
これをマスターするだけで、ライティング初心者であっても、かなり、惹き込むライティングが書けます。

さらに、そこにGDTの法則をぶつけると、惹きつけの最強タッグが誕生します…!

【WEBマーケティング入門】初心者は最初にマスターせよ!QUESTフォーミュラの基礎と使い方WEBマーケティングを学び始めた初心者に向けたライティングの基礎中の基礎をやさしく解説。セールスライティングに大いに役立つQUESTフォーミュラの使い方を例文とともに学べる。...

冒頭の”入り”はGDTで惹きつける

セールスライティングやコピーライティングなど、読み手の心を掴むために何よりも大事なのは、冒頭の入り方。

この冒頭、QUESTのQ(興味づけ)が、その先を読むか読まないか、相手を惹きつける勝負どころなわけです。

そこにGDTの法則が加わると、もともと「惹きつけよう!」と力を入れているQualify(興味づけ)が、欲求を刺激するという要素によって、本能的にも惹きつけられるという強みを持ちます。

GDTで背中をそっと押して行動を促す

そしてQUESTの最後、Transition(行動)を促す決めの部分も、GDTの法則で強烈に押すことができます!

Q(興味づけ)で入れたGDTの要素をここでもう一度挙げ、欲求を刺激し、読み手にとって見逃せないものになるようにしたいですね。

GDTの法則の注意点

強烈な効果があると、つい使いたくなりますが、欲を刺激することをやり過ぎると、読み手が違和感を感じたり、「なんか商売っ気が強い」と感じられ、引いてしまったりすることがあります。

使いすぎには注意しましょう。

まとめ

以上、人の心を掴むGDTの法則について、解説してきました。

世に出ている商品やコピーが、人間のどんな欲求を的にしているのか、
私たちの無意識の行動の裏にどんな欲求が隠れているのか

こうしたところが結びつくようになると、狙ったところにストライクを投げ込むようなライティングが出来るようになるでしょう。
QUESTフォーミュラ×GDTの法則のテクニックを、ライティング初心者の強力なツールとして役立てていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!